地球温暖化防止対策

これまで、カーエアコンや冷蔵庫に使われてきたR123a冷媒ガスは、地球温暖化係数（GWP）が高く（1,430）、欧州では2013年1月からカーエアコンに、GWP150を超える冷媒が禁止され、GWPが ＜1（1以下）の冷媒R-1234yfに変わりました。

また、アメリカでもカルフォルニア州を中心に、R-1234yfを使った新車に米国環境保護局（EPA）のクレジットが得られ、販売が有利となる仕組みが発動されています。日本は、2023年から欧州と同じ基準（GWP150以下）が新車に適用される予定です。既に日本車の多くが新車にR－1234yf冷媒を搭載しています。アメリカではR－1234yf冷媒を搭載した車が既に8,000万台道路を走っているそうです。そのため、多くの車両工場や、整備工場でR－1234yf冷媒を保管・充填する場所が増加しています。

それらの多くの場所でR－1234yf冷媒のリークを検出するためにMGS－250型（最低検出感度：10ppm）やMGS－400（検出範囲：0～1,000ppm）シリーズのガス検出器が活躍しています。